あなたは「引き寄せの法則」や「願望実現」に取り組んでいて、なぜかうまくいかない時、こんな疑問を持ったことはありませんか?
・引き寄せって結局スピリチュアルなの?
・科学的な根拠はあるの?
・どうやって夢や目標を叶えればいいの?
その答えのひとつが、脳の仕組み「RAS(網様体賦活系)」 にあります。
RASは、あなたの意識が向いたものを現実の中から探し出し、「叶えたい未来」を脳のフィルターを通して引き寄せてくれる機能です。
この記事では、脳科学 × 潜在意識 の視点から引き寄せが科学的に説明できる仕組みと、今日から実践できる【RASの活用法】を解説します。
夢ノートで意識を書き換えることで、現実の見え方が変わり、
チャンスや必要な情報が次々に見つかる――
そんな「引き寄せ脳」を手に入れましょう。
・RAS(網様体賦活系)とは? 脳科学で明かされる引き寄せの正体
・意識と現実をつなぐ脳のフィルター の仕組み
・引き寄せ脳になる3つのステップ:意図 → 問い → 書く
・夢ノートを使ってRASを活性化する方法
・潜在意識と脳科学の視点から夢を現実化するヒント

しいよ、人の脳には“見ようとしたものだけを見る”不思議な仕組みがあることを知っておるか?



もちろん。それが、《RAS(ラス)》。僕たちの願いが現実化する鍵──意識と無意識をつなぐ、脳のフィルター機能のことだね。
RASとは何か?脳科学で解き明かす引き寄せの仕組み
RAS(網様体賦活系)とは|脳幹に眠る“フィルター”
私たちの脳は、外部から常に膨大な情報を受け取っています。
このまま全てを意識してしまうと、脳はパンクしてしまう。
そのため、脳幹にある「網様体(Reticular Formation)」が フィルターとして働き、
「今、必要な情報だけ」を意識に届ける仕組みがあります。
これが RAS(網様体賦活系) です。
たとえば
・雑踏の中でも自分の名前だけが聞こえる
・興味を持ったことばかりが目につく
これらはすべて、RASが「今必要な情報」と判断したから意識に上がったのです。
RASの脳内構造と「脳の3層構造」
私たちの脳は、進化の過程で3層に分かれた構造をしています。
層 | 主な役割 |
---|---|
新皮質 | 思考・理性・創造 |
旧皮質 | 感情・本能 |
脳幹 | 生命維持・無意識の情報処理 |
このうちRASは、最も古い脳「脳幹」に位置し、
生きるために 本能的に必要な情報を優先的に処理 します。
つまり、私たちが「夢」や「目標」といった理性的な願いを持っても、
生命維持に不要と判断されれば、RASはそれをスルーしてしまうのです。
RASと潜在意識・顕在意識の関係
夢や願いを実現するには、
- 潜在意識に深く願望が刻まれていること
- 顕在意識でも明確に目標として意識していること
- RASがその願いに関する情報を必要だと判断すること
この 3つが一致すること が大切です。
そうすると、RASは夢や目標に関する情報を「生きる上で重要」と判断し、
日常の中からそのためのヒント・チャンス・人間関係を見つけやすくなります。
これが「夢が現実化するプロセスが加速する」状態です。


なぜ引き寄せには「RAS」の活性化が重要なのか?
引き寄せの法則とは、「意識したものが現実に現れる」という考え方です。
しかし、ただ思い描くだけでは現実は変わりません。
その“仕組み”として働いているのが、脳幹のRAS(網様体賦活系) です。
RASは、あなたが「大切だ」と意識しているものだけを現実から選び取り、意識に届ける 機能。
つまり、夢や目標を強く意識すればするほど、それに関する情報やチャンスが目に入りやすくなります。
これが「引き寄せ脳」と呼ばれる状態です。
引き寄せ脳になると、どんな変化が起こるのか?
【1】意識していることが次々に目に入る
たとえば
- 新しい車が欲しい ➡ 街中で同じ車種をよく見かける
- 独立起業したい ➡ ビジネス本やセミナー情報が自然と目に留まる
これは、RASが「それに関する情報が重要だ」と判断しているからです。
【2】人生のチャンスを見つけやすくなる
RASは「今の自分に必要なこと」を優先的に認識させてくれます。
- 偶然出会った人の一言が人生のヒントになる
- ふと見た広告が次の行動のキッカケになる
こうした「偶然のような必然」を見逃さなくなるのです。
ネガティブにも働くRAS|意識の向け方で結果が変わる
ただし、RASは「良いこと」「悪いこと」の区別をしません。
あなたが不安や失敗を意識していれば、その情報ばかり拾ってしまいます。
たとえば
- うまくいかないかも ➡ 失敗しそうな出来事ばかりに目がいく
- どうせ自分なんて ➡ 自信を失わせる言葉や状況ばかりに気づく
だからこそ、どこに意識を向けるかが人生を大きく左右する のです。


禁書図書館に伝わる“意図的にRASを開く法”
私たちの脳は、無意識のままでは不安や恐れにも反応してしまいます。
だからこそ、 「何を叶えたいのか」 を意図的に意識し、RASに正しい検索指示を出すことが大切です。
禁書図書館に伝わる3つのステップで、意識と脳のフィルターを整えていきましょう。
1. 欲しいものを明確にする
まずは、叶えたい夢や欲しいものをハッキリさせること。
「何となく幸せになりたい」ではなく、
「◯月に海辺のカフェでゆったり過ごしたい」など、
できるだけ具体的に思い描くことが大切 です。
抽象的な願いでは、脳は「何を探せばいいのか」わからず、RASも働きません。
2. 問いかけによって脳を目覚めさせる
次に、願いに対して 「どうしたら実現できる?」 と問いかけましょう。
問いかけは、脳への検索命令です。
問いがあるからこそ、RASはその答えを探して動き出します。
- 何をすれば近づくのか?
- 誰に出会えば実現するのか?
- どこに行けばヒントがあるのか?
問いが明確なほど、RASは正確に働きます。
3. 潜在意識に委ねる「夢の書」
最後に、その願いと問いを 夢ノートに書き記すこと。
「書く」という行為は、あなたの意識を現実世界につなぎ、脳に「これは大切なことだ」と伝えるための最もシンプルな方法です。
毎日書き、毎日問い続けることで、RASはあなたの夢を叶えるために働き続けます。


RASは意図された願いを現実へと導く


RASは、生命維持だけでなく、
あなたが意図した未来へと向かうためにも働く脳のフィルターです。
無意識のままでは恐れや不安に反応してしまうこの仕組みを、
「願い」「問い」「書くこと」でポジティブに活性化することができる のです。



世界は静かに応えている。
問う者には答えを、望む者には道を。
だが、求めることを忘れた者には、何も訪れぬ。
己が心に、まず扉を開けるがよい。
夢ノートは「行動する脳」を育てる
夢ノートは、単に願いを書くだけではなく
「意識 → 行動 → 現実化」 という流れを作るためのツールです。
RASは、書いて終わりではなく、
日々意識することで働き続けます。
だからこそ
- 書く → 毎日見返す → 気づいたら動く
という小さなサイクルを続けることが大切なのです。
習慣にする3つの工夫
夢ノートを続けるために、こんな工夫もおすすめです。
- 朝の5分で「今日の夢」を読み返す
➡ 意識の最初にセットすることで、1日を夢モードで過ごせます。 - 夜の3分で「問い」を書き足す
➡ RASに新しい指示を出して眠ることで、寝ている間も夢に向けて脳が働きます。 - 週に1回「叶った未来」を振り返る
➡ 自分が進んでいることを感じられ、モチベーションが続きます。
✔ 夢ノートで「現実が変わる脳」を作る
夢ノートを書くことは、
あなたのRASに 「これは人生で大事なことだ」 と伝える行為です。
毎日の小さな積み重ねが、
気づけば現実を少しずつ動かし始めます。
まとめ:RASで世界の見え方が変わる
私たちの脳には、膨大な情報の中から「必要なもの」だけを選び取る仕組み=RASが存在しています。
この仕組みを無意識に任せておくのではなく、 「叶えたい夢」や「手に入れたい未来」に意識を向けることで、現実の引き寄せは加速します。
まとめのポイント
・RASとは? 脳幹にある“無意識のフィルター”
・どう使う? 1. 欲しいものを明確にする 2. 問いかけて検索を始める 3. 書いて無意識に委ねる
・活用法:夢ノート×意図的な問いかけ
今日から、あなたの脳に「こうなりたい未来」をセットしてみましょう。



RASを活用するには、日々問いかけたり書いたりして動かすことが大切だね。



知識を持つ者が変わるのではなく、問いをもち、気づき、行動する者が世界を変えるのじゃよ。



今日の夢ノートに、さっそく問いを書いてみよう。
📝 関連記事:夢ノートで引き寄せ脳を実践しよう
RASの仕組みを理解したら、次は夢ノートで日常に活かすステップへ。
初心者にもわかりやすい「毎日の習慣化」の方法を解説しています。
➡ RAS脳とは?夢ノートで引き寄せが加速する脳の仕組みと3つの習慣【初心者向け解説】(姉妹サイト)